あど

あど
I
あど【何】
〔上代東国方言〕
(1)どのように。 いかに。 なんと。

「我が背子を~かも言はむ/万葉 3379」

(2)(反語の係助詞「か」を伴って)どうして…だろうか。

「~か絶えせむ/万葉 3397」

II
あど【迎合】
(1)(普通「アド」と書く)狂言で, 主役(シテ)に対する相手役。 複数の場合は, 主(オモ)アド・次(ジ)アド, あるいは一のアド・二のアドと呼ぶ。
仕手
(2)相手の話に調子を合わせて受け答えすること。 あいづち。 [日葡]
~を打・つ
相手の話に調子を合わせて受け答えする。 あど打つ。

「ただ殿のめづらしう興ありげにおぼしてあどをよくうたせたまふに/大鏡(昔物語)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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